解決したい課題
自然災害や国際情勢の変化により、防衛や災害対応の現場において迅速かつ正確な情報収集のニーズが高まっています。しかし現場では、人命を危険に晒す偵察や、物理的制約により情報収集が遅れるといった課題が依然として存在します。我が国を守るうえで最も重要な資源は「人」です。少子高齢化が進み、生産年齢人口が減少するなかで、現場の負担と人的損失を最小限に抑えることは、安全保障において喫緊の課題です。特に、自衛隊や消防・警察といった機関では、「迅速で安全な状況把握」が求められており、それを担うテクノロジーの導入が急務です。

出典元:陸上自衛隊HP(https://www.mod.go.jp/gsdf/fan/photo/training/index.html)
取り組み・プロダクト
当社は、自律型AIドローンの開発を進めています。
このドローンは、次のような機能の実現を目指しています。
- 人の代わりに現場へ侵入し、偵察を実施
- リアルタイムでの状況把握
- GNSSや通信が遮断された環境下でも完全自律での飛行
- 夜間や視界不良下での運用
- 取得データの国内処理・保管による安全性の確保
現在は、PoC製品の開発に向けて、まずはシミュレーション環境上での研究・検証を開始するとともに、開発を加速させるための人材・資金の調達を進めています。
将来的には、自律型ドローンにとどまらず、ヒューマノイドや四足歩行型ロボットの開発にも挑戦し、幅広い領域で人々の安全と社会を支える技術を提供してまいります。
想定顧客・ユースケース
▼ 想定顧客
- 防衛装備庁、全国の消防署や警察署
▼ 想定ユースケース
- 危険区域(敵地・災害現場)での偵察:人を危険に晒さず情報を取得。
- 行方不明者捜索支援:迅速な探索で発見確率を向上。
- → 期待される効果:人命リスクの低減 と 初動対応の高速化。
今後の展望・開発ロードマップ
2025年10月~11月 | 資金調達(VC出資・助成金) → 開発費・人件費を確保 |
2025年12月~2026年1月 | エンジニア1名採用 → 技術体制を整備 |
2026年2月~2026年3月 | シミュレーション環境上で自律型AIドローンのプロトタイプ開発 |
2026年4月 | 防衛装備庁にコンタクト → 技術的フィードバックを獲得 |
2026年5月~7月 | ドローンにAIアルゴリズムを搭載 → 実機検証 |
2026年8月 | PoC製品として防衛装備庁・全国の消防署へ販売 |
2026年9月以降 | 自律型AIアルゴリズムの継続的アップデート自社専用ドローン開発開始(設計~試作)顧客との共同実証拡大次ラウンド資金調達(シリーズA)準備 |